どうなるの?! ウッドショックで新築購入は見送り??
2022/04/09 | スタッフブログ
「ウッドショック」
最近、この言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
1970年代に2度発生した、「オイルショック」を思い出させるような現象が今、この時代にも起きています。
ウッドショックとは、各国の様々な原因からなる木材の供給不足による、建築価格高騰のことです。
最近はニュースなどに取り入れられるようになりましたが、実は昨年の4月頃からこの現象は起こっています。
徐々に建築資材が値上がりしており、一般の方にはあまり知られていない時から、工務店や住宅メーカーは頭を悩ませていました。
皆様にも身近な食品価格やガソリン価格で値上げが起きているように、建築資材も全般的に値上がりしております。
まず、なぜこのような事態に陥っているのか?
以下の要因が考えられます。
「輸入木材不足からなる木材価格の高騰」
日本の建築は全体の6~7割近くは輸入材に頼っています。
その輸入木材の不足原因は、アメリカと中国の建築ラッシュで買い占められている事だと考えられます。
コロナ禍で世界的にリモートワークの普及が進むにつれて、「家」で過ごす時間も増え、更に住宅ローンの低金利も重なり、建築の需要が増えたこともあります。
「日本への物流ルート減少」
各国でロックダウンが起きて世界で結ぶ物流ルートが少なくなっています。
日本向け木材の原産地である、カナダやアメリカの豪雨竜巻が頻繁に起き、物流が滞るトラブル。
世界的なネットショッピングの需要増からなる、コンテナ不足(コンテナの利用料も高騰している現状)等により日本に物が運べない状況が続いています。
「世界情勢による様々なショック」
現在もウクライナ侵攻が続いているロシア。
ロシアが今年1月から針葉樹の輸出を全面的に禁止しました。
ロシアの丸太を中国で加工し、日本に輸出のルートが無くなった今、合板の価格も同時に上昇しています。
各国でアイアンショックも起きており、鉄全体が値上がりしています。
キッチンや窓サッシ、エアコンなどの設備関係、ガルバリウムなど鋼板、鉄筋など。
細かい部材の、釘・ネジや固定ボルト等も20%~30%の値上がりが続いています。
もはや第3次オイルショックともいわれている、原油価格高騰もその原因の一つです。
原油に需要が急激に高まった本面、産油国での生産が追いつかない事で原油価格が急上昇、
それによって燃料代も上がっているため、前述の通り、あらゆるものを運ぶ物流が混乱する状態が続いています。
石油が高騰すると、水道配管、浴槽、雨樋、樹脂系の断熱材、石膏ボード、ビニールクロスなどの住宅建材の価格も上昇します。
「労働者不足」
材木を伐採する人たちがいなければ何も始まりません。
このコロナ禍で労働者が減り、製材工場の稼働率が下がっています。
後継者不足もあり、木を伐り出す人たちが減っているのも原因のひとつだと考えられます。
「各国の材木被害」
カナダの温暖化により発生した森林被害、ヨーロッパではホワイトウッドの害虫被害、オーストラリアの大規模な森林火災なども供給不足に拍車をかけています。
このような原因から住宅価格の値上がりが始まっています。
輸入量にすると、例年の2~3割は減少し、それにより、木材価格の仕入れ価格は3~4倍に高騰。
輸入材が高騰している中、当初から高価だった国産材も通常の2倍以上に高騰している事態です。
だからといって、建築価格が2倍以上になるわけではありません。
実際に建築費用の全体で表すと、建材にかかる費用はおよそ1割程度です。
それでも30坪近くの4LDKの家なら100万円近く値上がりことになります。
今やお客様への販売価格をなんとか抑えようと、仕様を変えて調整、利益を減らして調整している工務店やハウスメーカーがほとんどです。
お客様からは、「これからウッドショックが落ち着くのを待てばまた価格は戻るのか」というご質問も多いのですが、それを予測することは難しい状況です。
実際にこの4月以降に住宅設備メーカー、工務店、ハウスメーカーの価格が値上がりしたばかりです。
長い目で見てもいい結果になりにくいと予想されているのが現状です。
現状は、引き渡し目前まで何とか建築を進めていきましたが、部品調達ができず、給湯器やトイレの入荷が数ヵ月待ちなどもあり、完成が遅れてご希望の時期にご入居が出来ていない方も多数おられます。
このような工期遅れ問題もありますので、希望の入居時期がある場合はゆとりある早めの検討が大切です。
着工が遅くなれば価格が更に高くなる可能性もあります。
それではいつ家を建てたらいいのか・・・?
無理に時期を早めようとしたり、様子を伺うよりも、お客様が家を建てる時期に合わせるのがベストです。
しかし昨今、住宅ローンの金利も上昇傾向です。フラット35の固定金利が徐々に上がってきております。
賃貸住宅にお住まいの方は、掛け捨てのお家賃もかかります。
長い目で見るとトータルで損する場合もございます。
しかしながらマイホーム計画は焦るものではありません。
充分検討して、計画的にマイホーム購入を進めていくべきと考えます。
当社は既に建築中の物件も多数ございますので、それなら価格の心配もございません。
契約後、価格が上がることはございませんのでご安心いただけます。
このように、世界的に悪影響を及ぼす要因が取り除かれる事が難しい現状がありますが、住宅は買わないより買った方が良いと思います。
住宅ローン減税や低金利はまだ今も続いています。
今よりもより良い暮らしの為に、当社スタッフと一緒に考えていきましょう。
最近、この言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
1970年代に2度発生した、「オイルショック」を思い出させるような現象が今、この時代にも起きています。
ウッドショックとは、各国の様々な原因からなる木材の供給不足による、建築価格高騰のことです。
最近はニュースなどに取り入れられるようになりましたが、実は昨年の4月頃からこの現象は起こっています。
徐々に建築資材が値上がりしており、一般の方にはあまり知られていない時から、工務店や住宅メーカーは頭を悩ませていました。
皆様にも身近な食品価格やガソリン価格で値上げが起きているように、建築資材も全般的に値上がりしております。
まず、なぜこのような事態に陥っているのか?
以下の要因が考えられます。
「輸入木材不足からなる木材価格の高騰」
日本の建築は全体の6~7割近くは輸入材に頼っています。
その輸入木材の不足原因は、アメリカと中国の建築ラッシュで買い占められている事だと考えられます。
コロナ禍で世界的にリモートワークの普及が進むにつれて、「家」で過ごす時間も増え、更に住宅ローンの低金利も重なり、建築の需要が増えたこともあります。
「日本への物流ルート減少」
各国でロックダウンが起きて世界で結ぶ物流ルートが少なくなっています。
日本向け木材の原産地である、カナダやアメリカの豪雨竜巻が頻繁に起き、物流が滞るトラブル。
世界的なネットショッピングの需要増からなる、コンテナ不足(コンテナの利用料も高騰している現状)等により日本に物が運べない状況が続いています。
「世界情勢による様々なショック」
現在もウクライナ侵攻が続いているロシア。
ロシアが今年1月から針葉樹の輸出を全面的に禁止しました。
ロシアの丸太を中国で加工し、日本に輸出のルートが無くなった今、合板の価格も同時に上昇しています。
各国でアイアンショックも起きており、鉄全体が値上がりしています。
キッチンや窓サッシ、エアコンなどの設備関係、ガルバリウムなど鋼板、鉄筋など。
細かい部材の、釘・ネジや固定ボルト等も20%~30%の値上がりが続いています。
もはや第3次オイルショックともいわれている、原油価格高騰もその原因の一つです。
原油に需要が急激に高まった本面、産油国での生産が追いつかない事で原油価格が急上昇、
それによって燃料代も上がっているため、前述の通り、あらゆるものを運ぶ物流が混乱する状態が続いています。
石油が高騰すると、水道配管、浴槽、雨樋、樹脂系の断熱材、石膏ボード、ビニールクロスなどの住宅建材の価格も上昇します。
「労働者不足」
材木を伐採する人たちがいなければ何も始まりません。
このコロナ禍で労働者が減り、製材工場の稼働率が下がっています。
後継者不足もあり、木を伐り出す人たちが減っているのも原因のひとつだと考えられます。
「各国の材木被害」
カナダの温暖化により発生した森林被害、ヨーロッパではホワイトウッドの害虫被害、オーストラリアの大規模な森林火災なども供給不足に拍車をかけています。
このような原因から住宅価格の値上がりが始まっています。
輸入量にすると、例年の2~3割は減少し、それにより、木材価格の仕入れ価格は3~4倍に高騰。
輸入材が高騰している中、当初から高価だった国産材も通常の2倍以上に高騰している事態です。
だからといって、建築価格が2倍以上になるわけではありません。
実際に建築費用の全体で表すと、建材にかかる費用はおよそ1割程度です。
それでも30坪近くの4LDKの家なら100万円近く値上がりことになります。
今やお客様への販売価格をなんとか抑えようと、仕様を変えて調整、利益を減らして調整している工務店やハウスメーカーがほとんどです。
お客様からは、「これからウッドショックが落ち着くのを待てばまた価格は戻るのか」というご質問も多いのですが、それを予測することは難しい状況です。
実際にこの4月以降に住宅設備メーカー、工務店、ハウスメーカーの価格が値上がりしたばかりです。
長い目で見てもいい結果になりにくいと予想されているのが現状です。
現状は、引き渡し目前まで何とか建築を進めていきましたが、部品調達ができず、給湯器やトイレの入荷が数ヵ月待ちなどもあり、完成が遅れてご希望の時期にご入居が出来ていない方も多数おられます。
このような工期遅れ問題もありますので、希望の入居時期がある場合はゆとりある早めの検討が大切です。
着工が遅くなれば価格が更に高くなる可能性もあります。
それではいつ家を建てたらいいのか・・・?
無理に時期を早めようとしたり、様子を伺うよりも、お客様が家を建てる時期に合わせるのがベストです。
しかし昨今、住宅ローンの金利も上昇傾向です。フラット35の固定金利が徐々に上がってきております。
賃貸住宅にお住まいの方は、掛け捨てのお家賃もかかります。
長い目で見るとトータルで損する場合もございます。
しかしながらマイホーム計画は焦るものではありません。
充分検討して、計画的にマイホーム購入を進めていくべきと考えます。
当社は既に建築中の物件も多数ございますので、それなら価格の心配もございません。
契約後、価格が上がることはございませんのでご安心いただけます。
このように、世界的に悪影響を及ぼす要因が取り除かれる事が難しい現状がありますが、住宅は買わないより買った方が良いと思います。
住宅ローン減税や低金利はまだ今も続いています。
今よりもより良い暮らしの為に、当社スタッフと一緒に考えていきましょう。